検査路製造
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検査路について
令和の現在も、多くの橋、特に第2東名、圏央道、名神高速、名古屋高速などの道路橋が作られています。
これらの高速道路の多くは現在、高架橋になっています。
橋は5年に一度の近接点検が義務化されています。
渥美工業所が製作している検査路とは、橋を点検するために、橋についている通路です。
検査路の製造工程
01切断
長い鉄の材料を、バンドソーで希望の長さに切断します。
バンドソーは、バンドのようにぐるっと1周回った刃を、高速回転させて鉄を切断します。
常に切削油を流して切るため、高温にならず、連続切断が可能です。
自動バンドソーならば、パネルで長さを入力すると自動で切断します。
02レーザー
鉄の材料の内、板状のものは、レーザー切断機などで切断します。
高速かつ高精度で板を切断し、同時に穴も明ける優れものです。
レーザー切断を鋼材屋さんに依頼すると、10日~2週間も掛かってしまいます。
レーザー切断機は高性能であるため、順番待ちが長いのです。
渥美工業所では2017年と2023年に最新のファイバーレーザー切断機を導入しました。
おかげで鉄の板を、高速高精度ですぐに切断できます。
03孔明
長い鉄の材料などは、切断後に穴を明けます。
昔はボール盤で穴を明けていましたが、今は違います。
プレス、パンチャー、電動磁気ボール盤など、用途に合う道具を使い穴をあけます。
長尺加工機での加工も行なっています。
04仮組立
レーザー、バンドソー、孔明などで部品が揃いました。
それらの部品を組み合わせて、検査路などを組み立てます。
形や長さや位置は、事務所の人がCADで組み立て図を作ります。
その組立図を見て、検査路などを組み上げて行きます。
05溶接
組み立てたものは、まだ仮り付け溶接のままです。
ここから本溶接をし、一体物にします。
当社の溶接は、見に来たお客さんが綺麗だと褒めて戴けるほど高品質です。
渥美工業所は、溶接の品質には自信を持っています。
溶接ロボットによる溶接も行なっています。
06組付
溶接した製品は、錆びないように亜鉛メッキします。
ガードレールなどと同様に、錆びないように銀色のメッキがしてあります。
メッキ後に更に部品を組み付け、ボルト締めしていき完成です。
導入設備
- ファイバーレーザー加工機
- 溶接ロボット
- 自動バンドソー
- 排水バンドのU曲げとV曲げの機械(ものづくり補助金を使って開発しました)
- アマダの曲げ機械
- 長尺加工機